令和7年4月1日より、地域における生物の多様性の増進のための活動の促進等に関する法律(地域生物多様性増進法)に基づく自然共生サイト(増進活動実施計画・連携増進活動実施計画)の申請受付が開始されます。
1. 法の概要
生物多様性については、2022年に新たな世界目標である昆明・モントリオール生物多様性枠組が採択され、2030年までに「自然を回復軌道に乗せるため、生物多様性の損失を止め、反転させること」という、いわゆるネイチャーポジティブが掲げられました。我が国においても、過去50年間生物多様性の損失が続いている中で、これを改善するためには、国立公園等の保護地域の保全に加え、自然共生サイトでの活動をはじめとする企業等による生物多様性の維持、回復又は創出に繋がる活動を促進していくことが不可欠です。
本日施行する法は、ネイチャーポジティブの実現に向け、増進活動実施計画及び連携増進活動実施計画の主務大臣による認定や、市町村、連携活動実施者及び土地の所有者が締結することのできる生物多様性維持協定等について規定しています。これらの措置を講じることで、企業等による生物多様性を増進する活動を促進しようとするものです。
2. 認定申請の受付
法に基づく認定申請の受付は、独立行政法人環境再生保全機構(ERCA)にて行います。
ERCAホームページ
活動の手引きや申請書は、環境省のホームページでも公開しております。
環境省 自然共生サイトホームページ
地域生物多様性増進法の施行及び同法に基づく申請の受付開始について | 報道発表資料 | 環境省
【参照記事】
地域生物多様性増進法の施行及び同法に基づく申請の受付開始について | EPO九州 九州地方環境パートナーシップオフィス