講 師:金尾 由恵(沖縄こどもの国)
開催日:令和4年2月17日(木)13:25~15:05
受講者:名護市立大宮小学校 5年生(37名)
場   所:名護市立大宮小学校 教室(Google Meetオンライン)

身近な沖縄の自然や生き物について講話し、自然環境について興味関心を持ってもらう事を目的に実施しました。

はじめに、やんばるの希少生物を中心に「在来生物」「固有種」「外来生物」に分け、沖縄に棲む生き物を紹介しました。また、沖縄の自然環境は、昔は大陸と陸続きであった事など琉球列島の成り立ちや沖縄の気候分布、海に囲まれた島嶼地域であることにより世界的に特異な自然環境となり、ここにしかいない希少生物がたくさん棲んでいることを解説しました。

つづいて、沖縄に棲むカエルの仲間について、日本のカエルの40%(19種)が沖縄に棲んでいることや『オキナワイシカワガエル』『ナミエガエル』『ホルストガエル』が平成28年に希少野生動植物種に新しく指定されたことなど詳しく解説しました。さらに絶滅のおそれのある野生動植物種の情報が記載された『レッドデータブック』の紹介を行うなど希少生物についての理解を深めました。

今回は、オンラインでの実施でしたが、終始クイズ形式で対話を増やし、質問時間を長く取ることで連帯感の有る講座となりました。また、大宮小学校では、『希少生物』を課題とした調べ学習を行っており、「マングースはどんな危険があるのか?」「どれぐらいの数から絶滅危惧種と呼ばれるのか?」など高い関心を示す質問が多く出ました。