講 師:大城 加代子(沖縄県公衆衛生協会、沖縄県地球温暖化防止推進員)
開催日:令和4年1月21日(金)11:20~12:20
受講者:県立泊高等学校 定時制課程 午前部(160名)
場   所:県立泊高等学校 各教室(ZOOMオンライン)

地球温暖化の問題と私達の暮らしやSDGsについて講話し、環境保全に対する興味関心を持つことを目的に実施しました。

はじめに、SDGsについて2015年に国連サミットで合意・可決された持続可能な開発目標であり、2030年を達成年限とした17のゴール・169のターゲットがあり、持続可能な開発を達成するためには、経済成長、社会的包摂、環境保護という3つの主要素を調和させることが不可欠であること、沖縄県でも「沖縄県SDGs推進方針」を策定し、様々なステークホルダーとパートナーシップのもとSDGsの普及啓発に取り組んでいることなどを解説しました。

つづいて、地球温暖化について世界や日本、沖縄の平均気温の上昇や世界的な気候変動の影響による異常気象などクイズやビデオを交えて紹介しました。また、沖縄県では、令和3年3月26日に「沖縄県気候非常事態宣言」を発出、温暖化による悪影響に備える「適応策」や温室効果ガスを減らす「緩和策」などの取り組みが行われていることなど解説しました。

最後に、SDGsは、人類共通の生きとし生けるものが幸せになるためのプロジェクトであり、環境、社会、経済と17のゴールを同時並行して達成、2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロとするためには、化石燃料時代の卒業など社会の大転換(トランスフォーメーション)が必要であり、みんなの賢い選択(COOL CHOICE)が求められている事を伝えました。