講 師:比嘉 香織 、田場 美妃子 (沖縄こどもの国)
開催日:令和6年2月21日(水) 9:35~12:10
受講者:恩納村立安富祖小学校 2年生、4年生、5年生 (41名)
場   所:恩納村立安富祖小学校 (恩納村)

 恩納村立安富祖小学校 2年生、4年生、5年生を対象に、ごみと廃棄物に関する理解を深め、環境保全に対する意識を高めることを目的に、指導員講習を実施しました。
4年生の講座『ごみの行方』でははじめに自分たちが住んでいる地域の分別について問いかけ、ゴミ分別クイズを行いました。恩納村の家庭で出るごみの分け方を掲示し、回答をワークシートに記入していきました。次に、恩納村のごみ処分場や那覇市の海を埋め立てたゴミ処分場の映像を見ながら学習し、施設で回収された“ごみ”がどうなるか、収集から処理についてスライドで解説しました。さらに、なぜ分別が必要なのか、ごみを減らすにはどうしたらいいのか考え、ワークシートに記入しました。持続可能な社会を目指すには、ごみについて考えることが必要不可欠であり、また、買い物する時から捨てるまでの事を考えて行動することが大事だと解説し締めくくりました。
5年生の講座では、『裂き織りコースター作り』を行いました。持参した古Tシャツをひも状に切り裂き、よこ糸として織り込み、参加者同士でよこ糸を交換し合うなど、いろいろな色を組み合わせてカラフルなコースターに仕上げていきました。完成後に社会科で学習した3Rについて、言葉の意味や順番の重要性などを詳しく解説しました。
2年生の講座では、『ペーパービーズ作り』をテーマに講座を行いました。はじめに、ダンボールや缶、ペットボトルなどの資源ごみをリサイクルするとどのような製品に生まれ変わるのか、絵本を使って解説し『ペーパービーズ作り』を行いました。いらないチラシを細長い二等辺三角形にカットし、専用の道具にくるくると糊をつけながら巻いていくと、楕円形のビーズが出来上がり、ビーズをたくさん作ってつなげるとブレスレットなどのアクセサリーを作る事ができます。講座では、事前にカットしたチラシを使い、ペーパービーズを作りゴム紐を通してブレスレットを作成しました。
4年生からは「まだ使えるものをすぐに捨てないようにしたい」「ごみを増やさないためにも分別が大事」、5年生からは「思ったより簡単に作れた」「お家でも作ってみる」2年生からは「紙でビーズができるなんて知らなかった」などの意見や感想があったので、ごみ問題について自分事として考え分別や削減を意識した行動につながると感じました。