講 師:佐藤 寛之(理学博士)
開催日:令和3年12月13日(月)13:30~16:30
受講者:北谷町民 大人10名
場   所:北谷町宇地原公民館

稲藁を素材として活用し、昔ながらのしめ縄作りを行い自然環境について興味関心を持ってもらう事を目的に実施しました。

はじめに、本土や地域によって形や飾り付けが違う部分もあるが、沖縄県でもお正月や旧正月には玄関や仏壇、ヒヌカン(火の神様)にしめ縄を飾る習慣があり、今日は玄関などに飾る鼓胴型(左右対称)のしめ縄を作る事など説明しました。

〝しめ縄作り″では、縄は日常生活で使う縄とは逆方向(左廻し)に綯う、縄の中心に折り曲げた藁などを詰めてふくらみを持たす、三本の縄を組んで仕上げるなどの手順に沿って作業を行いました。

参加者は、ほとんどが初めての縄づくりで、はじめの内は悪戦苦闘していたが、次第にうまく縄を組めるようになっていました。「縄づくりの難しさがよく分かった、いい経験になった」「昔のように自然の素材でいろいろ作ってみたい」などの感想があり、自然を活かした昔のくらしに関心を寄せ〝しめ縄作り″を楽しんでいました。