講 師:比嘉 香織(沖縄こどもの国)
開催日:令和5年12月24日(日) 19:15~20:00
受講者:大分県青少年の船 小学生、中学生、高校生 (224名)
場   所:コンドミニアムホテルしまんちゅクラブ大研修室 (恩納村)

大分県青少年の船の小学生・中学生・高校生を対象に、自然と環境に関する理解を深め、環境保全に対する意識を高めることを目的に、出前講座を実施しました。

翌日の海洋研修に向けて、サンゴと環境問題に関する講座を行いました。

はじめに、サンゴの基本情報から生態についてクイズを交えて紹介しました。 サンゴは動物で浅くて温かい海に多く分布していること、ウニの仲間で卵や分裂などで増え、移動するものもいることなどを説明しました。

次に、サンゴの詳細な生態やサンゴ礁域の多様性について解説しました。 サンゴはイソギンチャクと同じ刺胞動物であること、石灰質の骨格を作り身を守っていること、日本には約400種類のサンゴが生息していることなどをスライドを使って説明しました。

さらに、近年サンゴやサンゴ礁が開発や水質汚染、レジャー活動で破壊されているほか、被食や海水温の上昇などでも深刻なダメージを受けていることを説明し、保全活動の重要性を訴えました。

講座終了後には、生徒から「サンゴは食べることができるのか」や「沖縄の海はなんで暑いのか」などの質問や、児童から「沖縄の海も大分の海もつながっているので、海を大切にしたい」との感想があり、沖縄の自然や環境保全に関する興味関心が高まっていたと感じました。