講 師:比嘉 香織(沖縄こどもの国)
開催日:令和5年12月11日(月) 14:55~15:45
受講者:沖縄県立八重山商工高等学校 2年生 (20名)
場   所: 沖縄県立八重山商工高等学校 (石垣市)

沖縄県立八重山商工高等学校2年生を対象に、自然と生き物に関する理解を深め、環境保全に対する意識を高めることを目的とした出前講座を実施しました。

はじめに、沖縄の四季が新暦の何月に当てはまるのか、日常生活での体感などを話し合いながら考えました。次に、沖縄独自の風の名前や気候の呼び方などを紹介し、どの季節に起こる現象かを予想しました。答え合わせをしながら、風の名前や気候の呼び方の解説などを行い、旧暦が重要であることを説明しました。その後、身近な生き物を紹介し、その生き物がどの季節に見られるかクイズを交えながら説明しました。最後に、旧暦の9月に吹くミーニシが、暦通りに観測されていたのか過去の気象データを用いて確認し、気温の変化や風向風速の分析を行いました。

講義中には、生徒から「季節の言葉の中に初めて聞くのが多いけど、漢字を見ると予測が立つ」「どの季節にどんな生きものがいるか意識したことがなかったが、思いだしてみると暦と合っている」などの発言があり、沖縄の自然や生き物に関する興味関心が高まっていると感じました。