スタッフ:比嘉 香織、名嘉山 国広、與儀 環、三輪 千恵子(沖縄こどもの国)
開催日:令和2年2月2日(日)10:30~15:30
参加者:宮古島市民  (139名)
場 所:JTAドーム宮古島

宮古島科学イベント「宮古島 カガクあそび」は、宮古島,周辺離島の子供達が親子で身近な自然や科学、様々なふしぎに触れられる場を提供することで、科学の楽しさを伝え、科学技術に関わる職業について紹介し、興味・関心を深めてもらい「科学する心」を育むことを目的として開催されました。地域環境センターにおいては、自然のふしぎにふれ合える場として『葉脈標本づくり』体験ブースを出展することで、自然の大切さと環境保全について関心をもつきっかけを作る事を目的に出展しました。

イベントは、JTAドーム宮古島で開催され、開始と同時に多くの親子連れの参加者が訪れました。地域環境センターブースでは、『葉脈標本づくり』として事前に採集した身近な植物である「リュウキュウコクタン(クロキ)」の葉をアルカリ溶液で煮込み、葉肉を柔らかくした後、中和処理した物を素材として、葉を歯ブラシで叩くと葉肉が剥がれ葉脈だけが残り、葉脈だけが残った葉を、アイロンで乾燥させ名刺サイズの台紙に挟みラミネート加工し「しおり」として完成させました。作業に掛かる作業時間は10分~15分と手軽に作業でき葉脈だけが残った葉も美しく参加者には好評でした。

また、他のブースでは、「海の研究者のお仕事体験!」(GODAC 国際海洋環境情報センター),「永遠に回るメビウス・カライドサイクルを作ろう!」「化学で魔法?!」(OIST),「鬼退治ボール投げゲームの体験、アイディアロボットの操縦体験」(宮古工業高校),「さとうきびの品種改良、野菜や果樹の栽培技術の研究課題」(沖縄県農業研究センター宮古島支所),「ぱたぱたマグネット」「自在バランサー」「ペーパーブーメラン」(公益財団法人沖縄こどもの国)などいろいろな体験ブースや、ステージではサイエンスショー「空気のふしぎ」(公益財団法人日本科学振興財団・科学技術館)などもあり、親子で楽しみながら、いろいろな科学の面白さや自然のふしぎを体験的に学ぶことができ、自然の大切さや環境保全についても効果的に興味を引き出し更なる関心を持つ良い機会となっていました。