講 師:比嘉 香織(沖縄こどもの国 沖縄県地域環境センター)
開催日:令和3年11月25日(木)8:50~12:05
受講者:竹富町立白浜小学校 2年~6年(7名)、教諭(7名) (計14名)
場   所:船浦港海岸、竹富町立白浜小学校

おきなわ環境教育プログラム集(学校教育編)NO.15を活用し、日常生活において“プラスチック製品”が大量にあることに気づき、繰り返し使える「みつろうラップ」作りを行う事でプラスチック製品の使用を減らすことができるかを考える事を目的に実施しました。

今回は、船浦港でのビーチクリーン活動(協力:NPO法人西表島エコツーリズム協会)から参加し、海ごみの回収、分別、調査を一緒に行った後学校へ移動し講座を実施しました。

はじめに、海岸ではどんなゴミが多かったか問いかけ、プラスチックゴミが大量にあった事を振り返り、さらにプラスチックってどんなものか問いかけ、〝いろんな形がある″〝いろんな色がある″〝軽い″〝安い″などプラスチックはとても便利でいろんなプラスチック製品があることに気づかせました。さらにペットボトルやストロー,スプーン,コップなど一度使ったら捨てる「使い捨てプラスチック」について解説し、使い方や代わりになる物を考えてワークシートに記入させました。

つづいて、世界中で問題となっている海ごみの多くはプラスチックゴミであることやマイクロプラスチックの問題,海洋生物や鳥,人間にまで悪い影響を及ぼしている事など解説しました。また、プラスチックの長所や短所、影響、プラスチック製品の使い方について考えさせました。

講座の後半に、「みつろうラップ」作りを実施し、暮らしの中で工夫できる事で使い捨てプラスチックの使用を減らせる事を伝え、プラスチックが環境に悪い影響を及ぼすことを防ぐにはどうしたらいいのか、自分に出来ることは何か、一人一人考えてほしい事を伝え講座を終了しました。

ビーチクリーンから参加する事で、西表島の海ごみの現状を知り、振り返る事で身の回りのプラスチックについて関心を持ったようでした。ビーチクリーンと環境学習をセットで実施する事で学習を深める事ができたのではないかと感じました。