講  師:吉岡 由恵(沖縄こどもの国)
開催日:令和元年7月16日(火)9:40~12:30
受講者:名護市立東江中学校1年生 58名、2年生37名 (計90名)
場  所:名護市立東江中学校 理科室

 夏休みの自由研究に向けて、方法の指導やアドバイスをまじえた講話の要望があり、野生動物に関する研究のやり方について講話を行うことにより、身近な自然に興味を持ってもらうこと、動物園とはどういった場所なのかについても講話しキャリア教育につなげる事を目的に実施しました。
 はじめに、動物園がもつ社会的役割である「レクリエーション」「自然保護」「種の保存」「教育」について実例を交えながら解説し、動物園とはどういった場所なのかについて講話しました。
 受講者に「動物園とはどういった場所か?」と尋ねた際には「動物がいる所」「遊びに行く所」などの以遠が多く、そこまでの役割を持つ場所であることは認識している生徒はほとんどいませんでした。次に、沖縄の自然の概要について講話を行い、講師が大学時代に行った野生動物に関する研究についての動機や経緯を伝えました。動物園に勤めてからの仕事内容を紹介し、動物園での飼育下おけるオリイオオコウモリやキシノウエトカゲなどの野生動物の研究例をあげながら、研究のやり方について解説しました。
 動物の研究をすると仮定して、「目的」「方法」を考えて発表するワークショップを実施しました。生徒たちは、最初どうそてよいかわからないようであったが、グループで相談を進めていくにつれ、具体的にどう自由研究を進めていくべきなのかをつかみだしていたようでした。興味を持った動物も、昆虫から哺乳類までいろいろなものまで多岐に渡り、すぐに自由研究として取り組むことができるような具体的なものまでありました。