講 師:佐藤 寛之(理学博士)
開催日:令和2年10月25日(日)10:00~12:00、14:00~16:00
※沖縄県新型コロナウィルス緊急事態宣言のため8/9から延期しました
受講者:一般県民 (32名)
場   所:沖縄こどもの国チルドレンズセンター2階

身近な植物を通して外来種問題に気づき、沖縄の自然環境について興味関心を持ってもらう事を目的に、プログラム集(社会教育編)㉛「沖縄の中の外国を探そう」を活用し自然観察会を実施しました。

はじめに、室内にて本日の観察会について説明しました。公園や路地に生えている雑草など身近な植物を採集して、名前や原産地を調べ、世界地図に貼り付け見比べ調査する。また、触ってはいけない危険な植物の説明や観察する時の諸注意を行い観察会へ出発しました。

観察会は、沖縄市中央公園に移動し行いました。家族ごとのグループに分かれ、植物を特徴が解るように葉,茎,花などが付いた状態で採集しました。その後室内に戻り植物図鑑で採集した植物の名前と原産地を調べ、全員の調べた植物を大きな世界地図に原産地(オキナワ,アジア,オーストラリア,北アメリカ,南アメリカ,ヨーロッパ,アフリカ)ごとにまとめて乗せていきました。今回の調査の結果、『ススキ,ゲットウ,カニクサ,ホシダ,マサキ』などオキナワ産が一番多く次にアジア産が多くアフリカ以外の他の地域の植物も見られました。

最後に、今日の感想を聞くと「思った以上に外来種が多かった」「いろんな植物があって楽しく観察できた」など自然や生き物を身近に感じ、外来種の問題にも関心を持つことが出来た様子でした。