講 師:佐藤 寛之(理学博士)
開催日:令和2年11月1日(日)10:00~12:00、14:00~16:00
※沖縄県新型コロナウィルス緊急事態宣言のため8/5から延期しました
受講者:一般県民 (24名)
場   所:沖縄こどもの国チルドレンズセンター2階

沖縄の植物を使った染色体験を通して沖縄の自然や文化を伝え、自然環境や人とのつながりを知り環境保全について興味関心を引き出す事、洗って何度も使える布マスク作りを行いゴミ減量についても考えるきっかけになるよう実施しました。

今回使用する染料は『アマミアラガシ』『サキシマスオウ』の枝を前日から煮込みました。媒染液はアルミ媒染、鉄媒染の2種類を用意しました。

講師から染色の科学的原理から沖縄の植物と染め物について解説し、今回はサラシを使って 水でもむ(繊維の中の空気を抜いて染液を浸み込みやすくする)→1回目染め(15分)→水洗い→2回目染め(15分)→水洗い→媒染(アルミか鉄)→絞ってアイロン→染め布完成、型紙を使ってマスクの製作を行いました。染色の材料として使用した『アマミアラカシ』は中南部で見られるドングリの木である事や『サキシマスオウ』は大きな板根をもつ大木だと解説しました。
身の回りの植物で染色する事で植物や自然環境、沖縄の風土について関心を持ち、昔の人たちの知恵を今の社会でも活かして暮らしていく事で自然と環境にやさしい暮らしにつながるのではないかと講師が締めくくり終了しました。