講 師:池村 浩明(漫湖・水鳥湿地センター)
開催日:令和2年1月19日(日)7:30~9:30
受講者:一般県民(17名)
場 所:沖縄こどもの国 研修室、水と緑の広場、バードウォッチングデッキ

冬期はこどもの国の池周辺に様々な野鳥が飛来します。冬に見られる野鳥について知り理解を深め環境保全について考え行動するきっかけを作る事を目的に開催しました。

はじめに、研修室にて沖縄の野鳥の特徴や見分け方、観察のコツなどを解説し観察時の諸注意を説明し観察会に出発しました。鳥の声が良く聞こえる場所で立ち止まり、目を閉じて鳴き声だけで何種類いるか聞き分けてみました。早朝の静けさの中で『ウグイス』『イソヒヨドリ』『シロガシラ』など多い人で5種類の鳴き声を聞き分けていました。水とみどりの広場では『リュウキュウキジバト』『ヒヨドリ』『ハクセキレイ』『シロハラ』『メジロ』などの姿が確認できました。池の周辺を見渡すと『カイツブリ』『キンクロハジロ』『アオサギ』『カワウ』『バリケン』『バン』『ササゴイ』などの水鳥を見ることができました。また、姿は見ることができなかったが、対岸の雑木林から『カワセミ』の鳴き声が聞こえていました。

観察の後は、研修室に戻りおさらいを行いました。観察した鳥の種類を数えてみると多い人で28種類の鳥たちを観察しており、参加者は想像以上の多さに驚いていました。しめくくりに講師から「一年を通して野鳥を観察していると鳴き声の違いや観察できる鳥の種類の違いなどで季節の変わり目を感じることができ、豊かな自然環境があれば人里近くでもたくさんの野鳥を見ることができる」ことを伝え観察会を終了しました。

参加者からは「これからは普段の生活の中で観察しようと思った」「鳥の鳴き声について知ることができてよかった」「つぎはちがう鳥を探してみたい」など野鳥に関する理解が深まり、自然に関する興味が高まった様子でした。