講 師:田場 美妃子、與儀 環 (沖縄こどもの国)
開催日:令和5年11月14日(火) 12:45~14:30
受講者:うるま市津堅小中学校 小学4~6年生、中学1~3年生、指導者 (22名)
  所:うるま市津堅小中学校(うるま市)

 津堅小中学校 小学4~6年生、中学1~3年生、指導者を対象に、くらしと廃棄物に関する理解を深め、環境保全に対する意識を高めることを目的に出前講座を実施しました。

 はじめに、「プラスチックな毎日」を実施しました。みんなが毎日使っているプラスチックにはどのようなモノがあるのかを問いかけ、挙げてもらった。プラスチックの特徴「いろんな形がある、いろんな色がある、軽い、安い」を伝え、プラスチックはとても便利であることや、さらにペットボトル・ストロー・スプーン・コップなど一度使ったら捨てる「使い捨てプラスチック」はごみが増える大きな原因となっていることを伝えました。
 つづいて、世界中で問題となっている海ごみの多くはプラスチックゴミであることやマイクロプラスチックの問題、海洋生物や鳥にも悪い影響を及ぼしている事など解説しました。また、身の回りにあるたくさんの使い捨てプラスチックの代わりになるものについて考え、プラスチックの長所や短所、環境への影響についてまとめ、プラスチックごみをどうやって減らすかを考えました。
 次に、みつろうラップ作りを行いました。はじめにみつろうラップの特徴を紹介し、通常家庭で使われているラップが前段で学んだプラスチック製品(使い捨てプラスチック)であることや、みつろうラップは水洗いで何度でも使え、プラスチックごみの削減につながることを伝えました。つづいて、みつろうラップの工作体験を行いました。ひとり一枚づつ好きな木綿の布地を選び、ビーズ状のみつろうをまばらに乗せ、みつろうを溶かすようにアイロンをかけ、満遍なく布に染み込ませて冷まし、みつろうラップを制作しました。

  講座の振り返りでは、「プラスチックごみになりそうな物の使用を減らしたいと思った」「使い捨ての物をなるべく使わないようにしたい」などの感想があり、環境保全に対する意識が高まっていました。またラップの代わりになるみつろうラップが簡単に作れる事に感心し制作を楽しんだようでした。「もっとたくさん作りたい」「ごみが減るだけではなくて抗菌の作用もあるのはすごい」といった感想がありました。