講 師:比嘉 香織 (沖縄こどもの国)
開催日:令和5年11月9日(木) 9:30~15:35
受講者:うるま市立宮森小学校 4,5年生(129名)
  所:うるま市立宮森小学校(うるま市)

 うるま市立宮森小学校 4,5年生を対象に、くらしと資源に関する理解を深め、環境保全に対する意識を高めることを目的に出前講座を実施しました。

4年生の講座では『沖縄の自然やいきもの』をテーマに自然と生き物に関する理解を深め、身の回りの自然と沖縄の自然が抱える問題について考えました。
はじめに、沖縄の地理的特異性や在来種・外来種・固有種・絶滅危惧種の用語の解説を行いました。次に、沖縄に生息するいきものや身の回りで見たことのあるいきものについてクイズ形式で確認しました。その後、沖縄の自然環境の絵に生きものカードを貼り付けマップを完成させる『生きものマップ作り』を行いました。生きものカードに書かれた特徴をよく読み、どのような環境でどのような生きものが暮らしているのか考えながらマップを完成させることができました。
5年生の講座では『水の洗濯』をテーマに水環境に関する理解を深め、自分たちの暮らしと水とのつながりを考えました。
はじめに、普段の生活で水を使う場面をあげ、その場面ごとにどのくらいの水を使用しているか数字で説明しました。次に、水道の水がどこから来るのかを考え、自然環境における水循環の仕組みを紹介しました。その後、汚れた水の濾過の仕方を解説し、実際に濾過器を使って泥水を濾過する実験を行うことできれいな水をつくる大変さを体感しました。

『沖縄の自然やいきもの』の講座の終わりには、「知らないいきものをたくさん知ることができた」「外来種がどのようなものか分かった」「沖縄ではどのようないきものが外来種なのか分かった」との意見があり、また『水の洗濯』の講座終了後には「水をきれいにすることは大変だと分かった」「濾過をしただけではにおいまでは取れなかったので、どうやったらにおいまでとれるか調べたい」との意見があり、環境保全に対する意識が高まっていました。