講  師:鹿谷 麻夕(しかたに自然案内)
開催日:平成30年11月20日(火)14:00~16:00
受講者:南城市立百名小学校 4年生(31名)
場  所:百名小学校

 百名小学校は、総合学習で「地域のごみ」と「海ごみ」について、夏休みに調べ学習を行ってきた。自分たちでできる事としてポスター作りや校内にリサイクルボックスを設置している。
 今回の講座は、海ごみの中で一番問題の多いプラスチックを考えるワークショップを行い、自然環境と私たちの暮らしのつながりを知り、環境問題について考え、行動する事を目的に実施した。
 「海のしぜんと私たちのくらし」と題して百名の海の生き物の様子や現在と1945年の航空写真をスライドで示し昔と今の環境の変化を示した。海岸線はほとんど変わっておらず、今も自然豊かな百名を確認した。
 次に海ごみの状況やマイクロプラスチックの及ぼす影響について解説し、暮らしの中のゴミが海に流れている事を説明し、一日の暮らしの中で使うプラスチックについてどんな物があるのか?どんな時に使うのか?プラスチック以外でも代用ができるのか?をグループで考え発表した。朝起きてから寝るまでの間に様々なプラスチック製品を使用している事を改めて知り、昔は他の物で代用していた事についてもスタッフから聞いたりし、身の回りの製品の多くがプラスチックで出来ていて、それを使っている事を実感している様子だった。さらに、「どうすればゴミを減らせるのか?」使い捨ての少ない暮らしついてみんなで考え意見交換を行った。児童からは、「マイバッグをつかう」「安くても必要のない物は買わない」「小袋のお菓子を買わない」など様々な提案がなされた。
 最後に講師から、「レジ袋は2秒で作られ20分で捨てられ200年で分解されている」と説明し自然にかえる木やガラスや金属を使ってみよう。ゴミの少ない暮らしを考えて少しずつでもいいからやってみる事が大切だと語り終了した。
 「脱プラスチック」は難しいかもしれないが、少しずつでも意識を変え行動に繋げていく事が大切だと感じた。