講  師:吉岡 由恵(沖縄こどもの国)
開催日:平成30年11月21日(水)10:40~11:25(1組~3組)、11:35~12:20(4組~5組)
受講者:南城市立大里南小学校 5年生(162名)
場  所:大里南小学校

沖縄の自然や生き物を紹介し、自然・生き物たちの現状を知る事で自然環境を守るために自分たちでできる事を考え行動できるよう促す事を目的に実施した。
 はじめにコウモリの写真やイラスト、出産シーンの動画を用いてコウモリの生態について解説。日本には20種類のコウモリがいて、沖縄にはそのうち10種類が生息しており小さな沖縄に多くの種類のコウモリが生息している事を解説し、豊かな自然環境があることを伝えた。
 さらにコウモリを見つけるサインとして、「ペリット」を探す事を紹介。
コウモリの他にも沖縄にはたくさんの固有種がいて、今まで大型の肉食動物がいなく平和に暮らしていたが、外来種や野生化した猫(ノネコ)に食べられたり、交通事故で命を落としている現状を話し、ペットを飼う時は、絶対に逃がさない事、最後まで面倒を見ること、きちんと調べて飼うことが大切で、ヤンバルに行った時は動物にも注意する事を話した。
 身近にいるコウモリだが、まだ知られていない事もたくさんあり、発見されていない生き物たちが沖縄にいるかもしれない。自然を観察したり調べたりする事も環境を守ることにつながっていくと思いますと締めくくった。
 講座の最後にコウモリの観察と毛皮の標本に触れる体験をし終了した。