那覇市立松島小学校の3年生を対象に、自然と生き物に関する理解を深め、環境保全に対する意識を高めることを目的とした出前講座を実施しました。今回は学校側の「地域の自然や文化を発見し、地域への誇りと愛着を持ってほしい」という願いを受け、末吉公園を舞台に「森の指令ゲーム」を行いました。
このゲームは、クラスごとに分かれたグループで、「岩から生える木」「赤い実」「緑色のカタツムリ」など、自然の中にある15種類の「お題」と同じものを探すプログラムです。児童たちはグループごとに公園内を歩き、次々と指令をクリアしていきました。最初は早く見つけようと走り回る姿も見られましたが、次第にじっくりと周囲を観察するコツを掴んでいったようです。一度お題を見つけると、その後は似たものをすぐに見つけられるようになるなど、短時間で着実に観察眼が養われていく様子が印象的でした。最終的には、全グループが13個以上の指令をクリアするという素晴らしい結果となりました。
一方で、今回の難関となったのが「枝みたいな虫(ナナフシ)」でした。これを見つけられたのは、全グループの中でわずか1チームのみ。これは末吉公園内における今年のナナフシの生息数の減少という、実際の自然界の状況を反映している可能性も考えられました。
講座終了後には、児童から「1回見つけると、次はすぐに見つけられるようになった!」「自分が最初に見つけるとすごく嬉しかった」といった感想が聞かれました。遊びを通して地域の自然に深く触れることで、楽しみながら観察する姿勢と、身近な環境への愛着を育む貴重な時間となりました。
