講  師:山口 貴子 (株式会社 島嶼生物研究所)、東條 公輝(沖縄こどもの国)、
     島嶼生物研究所よりボランティア4名
開催日:平成30年10月11日(金)11:00~12:30
受講者:ライオンキッズクラブ(学童クラブ) 小学1年生~5年生 (30名)
場  所:赤嶺緑地(那覇市小禄)

学童クラブ近くの赤嶺緑地公園にて動植物の自然観察を実施し、自然環境や外来生物に興味関心を抱かせ、環境保全について意識を高める事を目的に実施した。
 らいおんキッズクラブは、今回の講師である山口氏(島嶼生物研究所)から夏休みにグリーンアノール等の外来生物について学習しており、今回の自然観察会では、実際に学童クラブの近くの公園にどんな生き物がいるのか?グリーンアノールは本当にいるのか?という事を確かめた。
 始めに、講師(山口氏)から夏休みに学習した外来種やグリーンアノールについて復習した。続いて沖縄こどもの国の東條より、昔のこども達の遊びとしてマーニ(クロツグ)で「トカゲ取り」作りをレクチャーした。「トカゲ取り」は、マーニの葉の主脈だけを残して両側を手でそぎ落とし、1本の細い棒状にし、先端をカウボーイの投げ輪のように輪を作り、その輪の中にトカゲや昆虫をひっかけて引っ張るときゅっと閉まる仕掛けである。
 次に5グループに分かれ、公園内のグリーンアノールや気になる生き物を探しに出かけ、1グループに大人一人がついて生き物の解説等を実施した。
 まとめとして、捕獲したグリーンアノールやカメムシ等の生き物について講師から解説し、夏休みに疑問に思っていたグリーンアノールの指は何本か?など生き物を近くで観察した。最後にグループ毎にワークシートに記入し終了した。
 台風後の緑地公園であったが、外来生物であるグリーンアノールの生息を確認できた。児童達も身近な公園の生き物に触れ、外来生物が近くにいる事に驚いた様子であった。※今回捕獲した外来種以外の生き物は観察後、公園に放し、グリーンアノールは島嶼生物研究所に引き取って頂いた。