開催日:平成30年10月10日(水)10:00~12:15
受講者:城南児童クラブ 小学1年生~4年生 47名
場  所:那覇市立城南小学校校内、首里崎山公園

 豊かな自然の持つさまざまな表情を楽しみ、自然体験活動で自然の不思議さや仕組みを学び、自然と自分が一体であることに気づく事を目的に実施した。
 最初に、自然の中を静かに観察する練習として、「ノーズ」(答えがわかったら鼻に人差し指をあてる)で沖縄にいる生き物の連想ゲームを行い、次に講師が校内で採取した葉(細かくしたもの)の匂いを嗅いで、それが何の植物なのかペアになって校内を探してもらうゲームを行った。スタートの号令とともに児童たちは勢いよく散らばり、これだと思う植物の前で立ち、講師が回答して回った。探している途中で、匂いを忘れてしまい何度か匂いに戻ってくる光景も見られた。
 その後、崎山公園観察へ徒歩で移動。講師から公園に向かう途中に「面白いものを探しながら行こう!人間が作ったものではなく、自然の中にある○△♡☆なものを見つけよう!」とお題をもらい、児童たちは一生懸命探しながら進んだ。何か見つけたらその都度みんなで共有し、児童たちは木の実や松ぼっくりなど拾いながら公園へ向かった。途中で講師がオオイタビ(いちじくの仲間)の木の実を見せながら、石垣や塀を覆っている葉っぱが大きくなり食べられる実があると説明を受けた時には、進んで食べてみる児童も多く、中にはもっと食べたいという児童もいた。
 観察後、学校に戻り、○△♡☆は見つけられたか、どの形が多かったかなど振り返りを行うと、児童からは○や♡が多かったとの声が返ってきた。講師から、人が作ったものには四角が多いけれど、自然の中では○や♡などが多く、角ばったものは少ないと説明があり、学校や通学路などの自然に中で色んな形のものをもっとたくさん探して下さいという言葉で締めくくり終了した。一番身近である学校や家の近くの公園で、クイズを交えながら、改めてみんなで自然を観察することで新たな発見や興味が湧いたようだった。