講 師:藤井 晴彦 (沖縄自然環境ファンクラブ)
日 時:平成29年10月19日(木)9:35~11:25      
参加者:豊見城市立ゆかた小学校3年生3クラス (92名)
場  所:豊見城市立ゆたか小学校

 身近な植物について興味関心を持ち、環境保全について考えるきっかけとなる事を目的に実施した。 
 講師が用意した 「オオバキ」「ヤブニッケイ」「ハゼノキ」「ホルトノキ」「カンヒザクラ」「アカギ」「タイワンクズ」「クワ」「ハマイヌビワ」9種類の葉(落ち葉)を講師から、形や葉の手触り、におい等それぞれ特徴があることを確認し、鋸歯(きょし)、葉脈、葉柄等の葉の特徴について講師から解説した。
 次に、それぞれの葉を並べ児童たちに手触りや形、においを確認してもらった。
一通り葉っぱについて学んだ後、「運命の葉っぱ探しゲーム」としてクラス単位で1人一枚の葉を目を閉じたまま選び、選んだ葉が運命の葉としてよく観察した後、袋に戻し、同じ葉を探すというゲームを行った。
 初めに選んだ葉を紙にクーピーペンシルでこすりだしをしておき、後で探し出したときに確認ができるように運命の葉の種類もメモをした。
 次に、クラスの輪の中央にまぜた葉を広げ、自分が「運命の葉」を探しだした。実際に探し出せるか心配だったが、児童たちはそれぞれの葉を探し出すことができ無事に「運命の葉っぱ」と再会を果たせたようであった。
 最後に植物は何のために葉はあるのか、植物の体のつくりや植物の光合成、葉脈が水分や養分を運ぶ役割があること、植物が海からきて陸にあがってきた歴史について解説し終了した。
 今回の講座を通して、児童たちは植物の葉をじっくり観察し植物に対して興味関心を持つことができたのではないかと感じた。葉について、講話を聴くだけでなく実際に本物の葉をてにとり肌触り、匂いを感じることでより多くの情報が得られ、集中して授業に取り組む事ができたのではないかと感じた。今後も体験型のプログラムを実施していきたい。

【講座の様子】