講 師:田村 常雄(沖縄鍾乳洞協会)
開催日:令和2年11月15日(日)10:00~12:00
参加者:一般県民 (22名)
場   所:具志頭遊歩道 ホロホロ―の森

海へと続く豊かな原生林「ホロホロ―の森」は約600Mの自然散策路です。自然観察を通して、環境保全について考え行動するきっかけとなる事を目的に実施しました。

講師より観察会の注意事項について話していただいたあと、今回散策する具志頭遊歩道について解説しました。ホロホローとは「ヤブニッケイ」の方言名で、海まで続く道に様々な植物や生き物たちがおり、たくさん探してみてくださいと話しました。

遊歩道入り口から服につくカラムシの葉っぱの見分け方、また葉っぱの裏に隠れるナナホシキンカメムシなどを発見していくうちに徐々にいろいろな生き物を見つけることができました。また、太陽が射すところと、暗いところで生育する植物の違いや、ナナフシ、カマキリ、ヤエヤママドボタル、クモ類等も見る事ができましたた。

1時間ほどで具志頭浜に到着し、その後は自由に砂浜に暮らす生き物たちの観察を行いました。普段は何か生き物を発見しても詳しくその生き物の名前やくらしぶりについて知ることはできなかったが、講師に質問できることでいろいろな興味・関心の幅が広がっていくようでした。

最後に、森から海へと続いている場所は今では珍しい場所になっており、豊な自然が残っていてとても貴重な場所でこれからもこの自然に触れ、地域の良さを発見していって下さいと締めくくりました。