講 師:佐藤 寛之(理学博士)
開催日:令和2年11月14日(土)12:00~13:00
参加者:一般県民 8名、オンライン参加者29名
場   所:やんばるの森

コロナ禍において、外出を控える県民に対して、沖縄の自然の良さを伝えこのご時世だからこそ自然や環境に目を向けてもらう事を目的に自然観察及びFacebookのlive配信を実施しました。オンライン参加者に加え2組一般募集しました。

はじめに、ヤンバルの森では自然環境の保全や適正な利用を進めている事や自然観察を行う際の諸注意を説明し観察会を開始しました。

森のいたるところからセミやいろいろな虫たちの鳴き声が聞こえてきました。山道脇には『リュウキュウイノシシ』が餌を求めて土を掘り起こした跡が所々に見られ、この時期に瑠璃色の実をつけ始める『リュウキュウルリミノキ』や赤い実をつける『センリョウ』などの植物や『ギンボシザトウムシ』『カマドウマ』『キノボリトカゲ』『リュウキュウアカガエル』など様々な動物たちを観察することができました。

オンライン参加者からは、「長距離を歩けないので、散策した気分が味わえました」「一緒に散策しているようです。元気いっぱい貰えます。」などのコメントがあり、今まで外出できずに自然を観察する機会がなかった方々が、live配信を通して、やんばるで一緒に観察している様な気分で参加することができ、コロナ禍における環境学習の一つの手段として有効であると感じました。