講 師:名嘉山 国広、比嘉 香織(沖縄こどもの国)
開催日:令和4年7月11日(月)8:30~10:20
受講者:竹富町立船浦中学校 1年~3年生(49名)
場   所:船浦中学校(西表島)

船浦中学校1年生~3年生を対象に、くらしと廃棄物に関する理解を深め、環境保全に対する意識を高める事を目的に実施しました。

はじめに、プラスチックの特徴について問いかけ、「いろんな形がある、いろんな色がある、軽い、安い」などプラスチックはとても便利でいろんなプラスチック製品があり、みんなが毎日使っている事を確認しました。さらにペットボトルやストロー,スプーン,コップなど一度使ったら捨てる「使い捨てプラスチック」はごみが増える大きな原因となり、使い方や代わりになる物について考えました。つづいて、世界中で問題となっている海ごみの多くはプラスチックゴミであることやマイクロプラスチックの問題,海洋生物や鳥,人間にまで悪い影響を及ぼしている事など解説しました。また、プラスチックの長所や短所、環境への影響についてまとめ、これからのプラスチック製品との付き合い方(使い方)について考えました。
つづいて、みつろうラップの体験工作を行った。ひとり一枚づつ好きな木綿の布地を選び、ビーズ状のみつろうをまばらに乗せ、みつろうを溶かすようにアイロンをかけ、満遍なく布に染み込ませて冷まし、みつろうラップを制作しました。

最後に、生徒から「西表島にも海岸漂着ごみが沢山ありこれからはプラスチックを使わないようにする」「代わりになる物を使ってプラスチックをあまり使わないようにする」などの意見があり、プラスチックに関する理解が深まり、廃棄物問題に対する関心が高まっていた様子でした。