講 師:名嘉山 国広(沖縄こどもの国 沖縄県地域環境センター)
開催日:令和2年10月29日(木)9:35~12:15(各クラスにて実施)
受講者:浦添市立前田小学校5年生(93名)
場   所:浦添市立前田小学校

おきなわ環境教育プログラム集(学校教育編)NO.6を活用し、沖縄のエネルギー事情を学び、未来のエネルギーバランスを考え、再生可能エネルギーの地産地消を学ぶことにより環境に対する興味関心を引き出すことを目的に実施しました。

はじめに、身近に使われている電化製品やモノレールの写真を示し、生活に欠かせない電気だが、「もし電気がとまると困ること」を問いかけると「暗くて困る」「冷蔵庫でものが腐る」「テレビが見られなくなる」「ごはんを作るのに時間がかかる」「ゲームの充電ができなくなる」など、児童たちは意見を出し合いまし。

また、「エネルギーって何だろう?どんなものがあるだろう?」と問いかけると、「水素エネルギー」「太陽光エネルギー」等と答えがありました。講師から水素エネルギーは“化学エネルギー”、太陽光エネルギーは“光エネルギー”、他にも“電気エネルギー”“熱エネルギー”“運動エネルギー”など、他にもいろいろなエネルギーがあることを紹介しました。
そして、その中の一つである電気エネルギーは他のエネルギーに変化することができるとても便利なエネルギーであり、また変化できる装置(=電化製品など)を作ったのは人間であることを伝えました。

電気の作り方にもいろんな方法があり(火力発電、水力発電、太陽光発電、風力発電、地熱発電)その仕組みやメリット・デメリットがあることを詳しく解説しました。沖縄のエネルギー事情や、日本のエネルギー事情についても触れ沖縄の96%が火力発電に頼っており、大気汚染や燃料枯渇につながりこれをどうしていくかを考え行動していくことが、持続可能な社会を目指す17の目標SDGs(エスディージーズ)の目標7にあたると伝えました。前田小学校では、SDGsへの取り組みを学習に盛り込んでおり、児童たちにはなじみのあるワードのようでした。

講師が最後に、「ミライのエネルギーバランスを考えよう」という問いかけ、参加児童たちが20才くらいになるころにはどういったエネルギーのバランスが望ましいかを考えてもらいました。

みんなで意見を出し合う中で、いい考えが見つけることができれば、SDGsの目標達成につながると締めくくり、講座を終了しました。