講  師:杉本雅志(沖縄昆虫同好会)
開催日:平成29年6月6日(火) 19:30~21:00
受講者:沖縄県立コザ高等学校定時制2年 (30名
場  所:沖縄県立コザ高等学校

今回は、学生たちに様々な世界のスペシャリストのお話を聞かせたい、また沖縄の昆虫に関するテーマでとの講話の要望があり、身近な自然に興味を持ってもらうことを目的に実施した。
 学生たちは、普段から生き物に興味を持っているわけではないので、沖縄の昆虫についてだけ話すのではなく、講師自身について伝えた。講師は、今までどのように昆虫に関わってきて、今の職についたのかを話された。自然や生き物に関わる仕事は様々なものがあり、環境アセスメントという仕事について、学生たちは初めて知ったようだった。
 その後、興味を持ちやすい沖縄の危険な昆虫についての写真や、実際に刺されたりした写真などを投影しながら講話を行った。学生たちはただ漠然と危険だと考えていただけだったような昆虫なども多かったようで、講師の実体験をまじえての講話であったため、とてもわかりやすく、時には学生たちは歓声をあげながら、聞き入っていた。また、ただ危険でけではなく、その昆虫がどういった生態を持っているかなどや、近年発見された新種のカミキリムシなどについての新しい知見についても伝えた。
 学生の感想としては、「話を聞いて、講師さんの虫好きが凄い伝わってきました。写真もたくさんあっておもしろかったです。虫についての知識が少しだけ身に付きました。今日はおもしろかったです。」「ゲジゲジが少しきになりました。沖縄の虫や動物にタイワンという言葉がついているのが前から気になっていたけど今回それについて聞けて、また昆虫についていろいろ聞かせていただいてとても楽しかったです。ありがとうございました。」「授業だけでは学べない体験したことを聞けて良かった。」などがあがっていた。授業が
終了した後も、学生たちは講師に質問するなど、沖縄の昆虫について興味を持ってもらえたようだった。今後も今まで興味・関心がなかった人にも、沖縄の自然について興味を持ってもらえるように様々な方法で伝えていきたい。 

第3回