講 師:藤井 晴彦(沖縄自然環境ファンクラブ)
開催日:令和5年5月12日(金)18:30~20:30
受講者:勢理客こども園年長、保護者 (46名)
場   所:那覇市立森の家みんみん及び末吉公園(那覇市

勢理客こども園年長、保護者を対象に、自然と生き物に関する理解を深め、環境保全に対する意識を高めることを目的に、出前講座を実施しました。

はじめに、『森の家みんみん』にて沖縄に棲むホタルについて解説しました。世界には約2,000種、日本には約50種、沖縄県にはその約半数のホタルがいる事や沖縄本島(末吉公園)で今の時期よく見られるのはクロイワボタル、オキナワスジボタルの2種類で、発光のリズムの違いで見分けがつく事,食性,雌雄の違い、幼虫の違いなど解説しました。また今日観察できそうなカエルやカニの仲間などその他の生きものについても紹介し、観察時の諸注意を行い観察会へと出発しました。

まだ明るい中公園に入ると、コウモリやコウモリの食痕(ペレット)を見ることができた。暗くなるにつれホタルの光が無数に広がり、クロイワボタルやオキナワスジボタル,オキナワマドボタルの光り方の違いを観察することができました。湿った草地からはリュウキュウカジカガエルの鳴き声が聞こえ、色々なカタツムリやカニの仲間、安謝川の渓流ではオオウナギの姿も観察することができました。
最後に、『森の家みんみん』に戻り今日見た生きものを振り返りました。「ホタルが光っている理由がわかった」、「オオウナギがいて楽しかった」などの感想があり、自然や生き物に対する関心が高まっていた様子でした。