講  師:中村 智映 (沖縄こどもの国)
開催日:平成30年8月18日(土) 10:00~12:00
参加者:こども11名、大人9名 (20名)
場  所:漫湖水鳥・湿地センター

 漫湖周辺でも確認されるミシシッピアカミミガメをはじめとした沖縄県内のカメの外来種問題や交雑などについて正しく理解してもらうために、飼育の専門家の立場からカメの生態や生活等について解説してもらう。この講座を通して環境問題に興味関心を持つことを目的に実施した。 カメを上から見たところを想像してイラストを描いてもらうことから始まり、画像、本物の甲羅、骨の標本、カメの甲羅パズルを使い、クイズなども交え、イラストと照合しながらカメの生態を学んでいった。
 参加者は、小学校低学年がほとんどだったが、保護者も一緒に熱心に講師の話を聞き、メモを取っている様子が多く見られた。
 後半は、実際にこどもの国で飼育しているカメを観察しながら、それぞれの違いや沖縄県内の固有種について学んだ後、外来種問題や交雑について詳しく解説した。
 沖縄本島のカメ類の固有種はリュウキュウヤマガメ1種類だが、現在確認できるだけで17種類のカメが生息していると聞き、外来種がどれだけ多いか、またなぜ外来種や交雑種が増えてしまったのかを親子で考える良い機会になったようだった。