講 師:藤井 晴彦(沖縄自然環境ファンクラブ)
開催日:令和5年7月22日(土)10:00~12:00
受講者:沢岻げんき学童クラブ 2年生 (42名)
場   所:森の家みんみん及び末吉公園(那覇市)

 沢岻げんき学童クラブ 2年生を対象に、自然と生き物に関する理解を深め、環境保全に対する意識を高めることを目的に出前講座を実施しました。

「森の指令ゲーム」とは、あらかじめ用意された指令カードを持ち、末吉公園の森に隠れている生き物や植物などを自然のなかで探し、どれだけ多くカードと同じものが探せたのかをグループ対抗で競うゲームです。
はじめに、「森の家みんみん」にてルール(決められたコースの中で探す、グループ全員で見る、とらない、かくさない、決めた時間までにもどる、カードを折らない)や指令カードについて説明を行いました。
つづいて、3グループに分かれ、観察時の諸注意を行い、公園に移動してゲームを開始しました。児童らは、16種類の指令カード(岩から生えた木、左右で大きさの違う葉っぱ、漢字の「大」に似ている花、うんちみたいな種、セミの抜け殻など)を持ち、普段とは違った視点で、森を注意深く観察することで自然の様々な表情や不思議さに気付くことができた様子でした。また、ルールの一つ‘グループ全員で見る’ことでチームワークを図り、情報を共有する大切さを実感していました。

ゲーム終了後は、「森の家みんみん」に戻りチームごとに発見できた生き物や感じたことを振り返った際、「自分で見つけると嬉しかった」という感想があり、自然の中で生きものを探す難しさや楽しさを改めて実感していました。今回の自然観察で、児童たちは自然の中から多くの大切なことを学んだようでした。