講 師:比嘉 香織、與儀 環 (沖縄こどもの国)
開催日:令和5年6月29日(木) 10:35~12:15
受講者:うるま市平敷屋小学校4年生、5年生 (73名)
  所:宜野湾市立志真志小学校(宜野湾市)

 4年生の講座では、『ごみの行方』をテーマにごみと廃棄物に関する理解を深め、自分たちの暮らしと環境とのつながりを考えました。
はじめに、ごみの分別について問いかける『ごみの分類クイズ』を行い、“ごみ”への興味関心を引き出しました。次に、自分たちが住んでいるうるま市の分別について問いかけ、ワークシートに記入しました。つづいて、うるま市のごみ処分場である美島クリーンセンターで回収された“ごみ”がどうなるかを『もやせるごみ』『もやせないごみ』『資源ごみ』の収集から処理についてスライドで解説しました。さらに、なぜ分別が必要なのか、ごみを減らすにはどうしたらいいのか考え、ワークシートに記入しました。
ごみについて考えることでごみを出す責任を意識し買い物する時から捨てるまでの事を考えて行動することが大事だと解説し締めくくりました。「これからもごみの分別を頑張りたい」「ごみが減るようにお下がりを使いたい」といった意見がありました。

 5年生の講座では、『食べもの探偵団』をテーマに自分の身の回りの食べものについての調べ学習を行い、自分たちの暮らしと環境とのつながりを考えました。
はじめに、沖縄で採れたものばかりを食べていますか?と問いかけ、『食べ物探偵団』プログラムキットを使って、沖縄産の季節の農産物(ゴーヤー,パイナップル等)や海産物(モズク)についてクイズを交え解説しました。つづいてスーパーのチラシから、県産の食材,県外国産の食材,外国産の食材や旬の食材がどのくらいあるか調べ、それぞれ数や気づいたことをワークシートに記入していきました。また、食品ロスの現状について、世界中で多くの食べものが捨てられていることに触れ、給食を残さないこともフードロス削減につながると伝えました。さらに、グラフを使って露地栽培とハウス栽培の環境負荷(CO2排出量)の違いやフードマイレージ(食材の輸送にかかるエネルギー量)についても説明しました。
最後に気づいたこと・感じたこととして、「沖縄にはないと思っている食材が結構あった」「思っていたより県産の夏野菜が少ない」、「肉類は外国産が多かった」などの意見がありました。ほとんどの児童が今まではチラシをじっくり見たことがなくはじめて知る事や気づきが多く、また自分の食生活について考える良い機会となっていました。


それぞれの講座、どちらも授業で扱っている内容であったため、より深い学びになったとコメントがありました。