講 師:藤井 晴彦、計良 亨(沖縄自然環境ファンクラブ)
開催日:令和2年9月19日(土)18:30~20:30
受講者:一般県民(18名)
場   所:那覇市末吉公園及び森の家みんみん

那覇市の末吉公園では、ホタル等の様々な生き物がみられます。夜の生きものを観察することで生き物、自然、人の暮らしについて考え、環境保全への興味関心を引き出す事を目的に自然観察会を実施しました。

はじめに、公園内で観られるホタルやカエル,その他の生きものや本日の見どころ、観察時の諸注意等の事前説明を行い、観察会へと出発しました。

夜の公園内に入るとキリギリスやカエルの鳴き声が辺り一面から聞こえてきました。電灯で照らしてみるとクワズイモの葉の上に『キリギリス』,木の陰や岩の上に外来種の『シロアゴガエル』を見ることが出来ました。公園の奥へと進むにつれホタルの光が無数に広がっていき『クロイワボタル』の幼虫が光る様子も観察できました。その他、木の枝には『ナナフシ』,岩場の水路では『サワガニ』,安謝川の渓流では『オオウナギ』などの姿も観察することができました。

最後に、今日の感想を聞くと「この時期(9月)でもこんなにたくさんのホタルがいることを初めて知った」,「夜にたくさんの虫や生き物をみることができ驚いた」など自然や生き物に対する関心が高まり、環境保全の大切さを実感した様子でした。