講 師:大堀 健司(エコツアーふくみみ)
開催日:令和2年9月24日(木)13:35~15:20
受講者:竹富町立竹富小中学校 小学3年~中学3年生(21名)
場   所:竹富町立竹富小中学校

海の生き物や自然について講話し、人と自然とのつながりを意識させ、環境保全の大切さに気付くきっかけを作ることを目的にを実施しました。
小学3,4年生の授業では、はじめに、『海の生きものつながり探し』アクティビティとして『海の生きもの絵合わせ』を行った。二枚一組で一つの絵が完成するカード数種類を児童に一枚ずつ配り、対になるカードを持っている人を探し絵を合わせ完成した二枚一組の絵がどのようなつながりを表しているのかを話し合い考えて発表しました。発表では、成魚と幼魚、食べる食べられる、身を守る隠れ場所、敵からすみかを守る、模様が似ている、寄生虫を食べるなど様々な繋がりがある事を確認し合う事が出来ました。つづいて、『サンゴ礁ジグソーパズル』を行い、サンゴ礁を中心とした環境図の大型ジグソーパズルを完成させ生き物同士のつながりやサンゴ礁の生態系と陸上の環境、人の生活などとの関係を話し合いみんなで一緒に考えました。

小学5~中学3年生の授業では、サンゴやサンゴ礁の基礎を学び、サンゴ礁に起きている環境問題を知ることをねらいとして、まず、アクティビティ『サンゴ礁ジグソーパズル』,『餌の餌の餌は何?』を行い、食物連鎖を中心としたそれぞれにつながりのあるイラスト数枚を話し合い協力して正しい順番に並べ、サンゴ礁生態系のつながりを学び、最後にすべてのエネルギーの源である太陽や人、海洋ゴミとの関係も考えました。つづいて『サンゴじゃんけん』を行い、サンゴの成長過程(卵,プラヌラ幼生,ポリプ)をじゃんけんに勝つことで進め、負けたもの同士でさらにじゃんけんを行い、最終的にみんなが勝ち進むことで群体サンゴとなりサンゴの一生を実感しました。

今回の講座で児童・生徒たちは、数種類のアクティビティを通して自然のしくみや生き物たちのつながりと人間との関わりをみんなで一緒に考え、体感することができ、環境保全の大切さを自分事として気付くことが出来た様子でした。