講 師:比嘉 香織(沖縄こどもの国)
開催日:令和5年6月23日(金)13:30~14:30
受講者:神奈川県立金沢総合高等学校1年生 (30名)
場   所:沖縄県地域環境センター(沖縄市)

神奈川県立金沢総合高等学校1年生を対象に、自然と生き物に関する理解を深め、環境保全に対する意識を高めることを目的に、出前講座を実施しました。

神奈川県立金沢総合高校では、9月に沖縄での研修旅行を計画しており沖縄の自然や文化について学習しています。今回の講座は事前学習及び生徒からの沖縄についての質問等に答える形で実施しました。
はじめに、2021年7月に西表島、やんばる、奄美大島、徳之島が世界自然遺産に登録された事を解説しました。160の島に島ごとに異なる生き物が暮らしている(生物多様性)の解説や昔は大陸と陸続きで共通の生き物がすんでいた事や地殻変動によって残された生物が独自の進化を遂げ、多くの固有種がいることを解説しました。
次に生徒からの質問(海の生きもの、海ごみの問題、海の歴史、沖縄の気候と住居、沖縄の環境と生物、台風による被害と対策、自然災害が海に与える影響)についてそれぞれ回答を行いました。

生徒たちは、沖縄へ行く事をとても楽しみにしており、沖縄について様々な視点から探求学習をしているのが印象的でした。沖縄の世界に誇る自然環境、生物多様性について伝える事により、本県への環境保全についても興味関心を抱くきっかけになるよう今後もこのような県外学生への事前学習として環境教育を実践していきたいです。