講 師:名嘉山 国広 (沖縄こどもの国)
開催日:令和4年12月23日(金) 14:00~15:00
受講者:浦添市立教育研究所 教職員・職員 (6名)
  所:沖縄県地域環境センター (沖縄市)

 浦添市立教育研究所 教職員・職員を対象に、くらしと地球温暖化に関する理解を深め、環境保全に対する意識を高めることを目的に指導員講習を実施しました。

 はじめに、地域環境センターの活用方法、出前講座の様子、講座内容を対象学年、学習内容に合わせてプログラムを作成し実施している事など活動紹介を行いました。
次に島嶼県である沖縄は、世界的にみてもすばらしい自然環境を有している事を解説し、『おきなわ環境教育プログラム集(学校教育編)、(社会教育編)』の紹介しプログラム集は沖縄の自然環境や環境問題について考えるツールとして、学校や地域で活用してほしいと伝えました。また、プログラム集を対象学年や学習内容に合わせてアレンジ方法や参考資料の活用について解説しました。

 プログラム集の中にある「ミライのエネルギー」を例に出前講座で実施しているスライドを紹介しながら、講座のポイントや『経済産業省資源エネルギー庁の教材資料』、『沖縄県クリーンエネルギー・イニシアティブ【別冊】沖縄県市町村エネルギー要覧』、『国際連合広報センター』の資料の紹介、SDGsとの関連、最新のデータの活用が望ましい事や情報が手に入る場所を知っていると便利な事を説明しました。
 今回の講座の対象者がこども園~中学校教諭と幅広かったため、後半の時間にそれぞれの対象に合わせた講座の実施の仕方などを話合いながら行いました。中学校ではクラス数が多く出前講座を実施する場合はどうしても学年を集めての実施になる事が課題との声や、エネルギーをテーマとした場合、家庭科や社会、理科等の教科を横断的に取り組むと面白いし行動の変容を促しやすいとの声が聴けました。
 学校現場の課題と私たちが提供できる教材や講座をうまく合致できるように連携しながら今後の環境教育を推進していきたいです。