講 師:比嘉 香織  (沖縄こどもの国)
開催日:令和4年12月23日(金) 9:15~10:15
受講者:北谷町食生活改善推進員養成講座 北谷町民 (15名)
  所:北谷町保健相談センター (北谷町)

 北谷町食生活改善推進員養成講座 北谷町民を対象に、くらしとゴミに関する理解を深め、環境保全に対する意識を高めることを目的に出前講座を実施しました。

 はじめに、日本を含む世界各国の食事情の写真を掲示し、パッケージなど包装によるプラスチックゴミに着目しました。
 さらに、プラスチックの生産量が近年どのくらい増えたか、プラスチックが世界中で使われている理由や、分解されるにはどのくらいかかるのか、などを問いかけを交えて説明しました。つづいて、世界中で問題となっている海ごみの多くはプラスチックゴミであり、2050年までに魚の量を上回ると言われていることや、海洋生物や鳥、人間にまで悪い影響を及ぼしている事などを解説しました。
 講座の後半に、「みつろうラップ」作りを実施しました。ひとり一枚づつ好きな木綿の布地を選び、ビーズ状のみつろうをまばらに乗せ、みつろうを溶かすようにアイロンをかけ、まんべんなく布に染み込ませて冷まし、みつろうラップを制作しました。暮らしの中で工夫次第では使い捨てプラスチックの使用を減らせる事を伝え講座を終了しました。

 最後に、「プラスチックごみだけでなく生ごみなどをを減らすにはどうしたらいいのか」、「知らないことだらけでためになった」、「意識しているつもりだけれど、詳しく知るとより深く意識できる」といった質問や意見があり、また、今後も日頃からごみを減らす工夫についての意見の交換が参加者全体で行われるなど、環境保全意識が高まっていました。