講 師:名嘉 猛留(昆虫研究家)
開催日:令和3年6月20日(日)
受講者:一般県民 大人21名、子ども31名 (計52名)
場   所:沖縄市中央公園より配信

新型コロナウィルスの影響を受け、多くのイベントが中止や延期となり、子ども達をはじめ学校の休校等様々な活動の制限がかかり自然体験や環境教育の場が少なくなっている。緊急事態宣言中においても、学びを提供するためZoom(WEB会議システム)を使ってオンライン自然観察会を実施し参加者と講師がコミュニケーションを取り身近な自然への興味関心を引き出す事を目的に実施しました。

札幌、東京からの参加もありオンラインならではの観察会となりました。講師のスマートフォンで撮影し地域環境センターPCからオペレーションを行いました。

地域環境センターからの挨拶、講師紹介の後、講師主導で公園を散策しながら出合った生き物について紹介しそれぞれの生き物について解説を行いました。

ルリタテハ、リュウキュウミスジ、ツマムラサキマダラ、ツマグロヒョウモン等のチョウ類やオニグモ、ヤマシロオニグモ、オオジョロウグモ等のクモの仲間、その他アオミオカタニシ、オキナワウスカワマイマイ、バッタ等様々な生き物を観察しました。

講師から参加者へ話かけたり、質問をしながら行う事でライブ配信とは違う参加者とのコミュニケーションをとる事ができました。

講座後半は、おしゃべりコーナーを設け講師だけではなく参加者同士で生き物の話や飼っている生き物を見せたりとオンラインならではの交流が生まれ、県外からの参加者は、沖縄の生き物が見れた事や自分が住んでいる所と生き物が違う事、環境によって生き物の違いを学べて良かったとの感想を聞く事ができました。

今後も様々な場所からのオンライン自然観察会を実施し沖縄の自然環境について学習の機会を広げていきたいと感じました。