県立宜野座高等学校の3年生を対象に、自然と生き物に関する理解を深め、環境保全に対する意識を高めることを目的とした出前講座を実施しました。
はじめに、講師から「生きるために大切なものは何か」という問いを投げかけました。生徒からは「心臓」「酸素」「スマホ」「愛情」など、高校生らしい多様な回答が得られました。今回の授業は、海外で考案された「Oh, Deer」というゲームを、沖縄の希少種に置き換えた「Oh, ヤンバルクイナ」を通して、自然や環境について考えるプログラムであることを説明しました。
ゲームでは、ヤンバルクイナ役と、生きるために必要な要素である「住み家・水・食べ物」の環境役に分かれ、数の変動をシミュレーションしました。どれだけヤンバルクイナを増やすことができるかを競いながら、環境維持の難しさや、自然が驚くほど簡単に破壊されてしまう現状を学びました。当初は少し照れくさそうにしていた生徒たちも、次第に夢中になり、最後にはヤンバルクイナを守るために試行錯誤する姿が印象的でした。
続いて、別のクラスでは「水のことば」という、校舎内で自然を見つけるビンゴゲームを行いました。この活動を通して、身近な場所にある自然への発見力や、グループ内でのコミュニケーション能力を養いました。
その後のクラスでも実施した「Oh, ヤンバルクイナ」では、序盤からクイナが急増するなど、クラスごとに異なる展開を見せました。さらにマングースや不法投棄物といった阻害要因の役を追加すると、生徒たちは真剣に楽しみながら、生態系のバランスがいかに崩れやすいかを体感していました。最後に、自然のバランスについての振り返りと質疑応答を行い、授業を締めくくりました。生徒も教員も、普段の授業とは一味違うユニークな自然学習を通して、多くの気づきを得た様子でした。
