嘉手納町中央区自治会の親子を対象に、自然と生き物に関する理解を深め、環境保全に対する意識を高めることを目的とした出前講座を実施しました。
今回は県民の森をフィールドとし、後日の工作で使用するドングリを集めることを主な目的として登山を行いました。はじめは緩やかな登り坂や階段が続き、少し遅れてしまう参加者も見られましたが、道中にドングリが落ちているのを見つけると状況が一変しました。みんなで夢中になってドングリを拾いながら進むことで、登りのきつさを忘れて楽しんでいる様子でした。下見の時には見られなかったイタジイの小さなドングリや、子どもたちが競い合うように探していた大きなマテバシイのドングリなど、たくさんの収穫がありました。
ドングリの他にも、五感を使って様々な植物を観察しました。根っこからルートビアのような独特のにおいがする草や、月桃よりもマイルドな香りがする草、葉をもむとシップのようなにおいがする木など、自然が持つ不思議な香りに触れ、驚きの声が上がっていました。
頂上に到着すると、黒糖を食べて休憩しながら、海の向こうに見える伊江島などの絶景を楽しみました。3歳から70代までという幅広い年齢層の参加者が集まりましたが、お互いに登ってきた道のりをたたえ合い、交流を深める中で、最終的に9割以上の参加者が完走することができました。
講座終了後、児童からは「ドングリを探したり、笹で笛を作ったりして楽しく登山ができた」という感想が寄せられました。大人からも「昔に比べて登るのがきつく感じたが、植物を観察しながらだったので楽しく歩けた。また参加したい」といった声が聞かれ、自然観察を楽しみながら体を動かす活動が、参加者の満足度を大きく高めたようでした。
