環境省は、この度、生物多様性の損失を止めるための国際的な取り組み「ネイチャーポジティブ」の普及のため、様々な情報にアクセスできるポータルサイトを開設しました。

【ネイチャーポジティブとは】
「生物多様性の負(損失)の流れを止めて正(回復)に反転させること」を指します。
現在、地球全体で生物多様性は損失し続けています。
地球上の種の絶滅速度は、過去1,000万年平均の少なくとも数十倍あるいは数百倍の速度で進んでいる(IPBES地球規模評価報告書・2019)とされ、これは恐竜が絶滅したときよりもはるかに速いスピードです。
生物多様性の保全のため2020年に「国連生物多様性サミット」が開かれ、「ネイチャーポジティブ」という考え方が生まれました。
開発、乱獲・盗掘、里地里山の管理放棄、外来種の侵入、水質の汚染、地球温暖化の進行など、生物多様性の損失には様々な要因が関係しています。
こうした直接的な要因が着目されがちですが、その背景には、社会経済の変化が影響しています。
例えば、産業構造の変化による農林業の縮小は、里地里山の管理の放棄につながり、グローバル化の進行は食料や木材等の自給率低下や外来種問題を引き起こしています。
ネイチャーポジティブの実現には、この社会経済を生物多様性の保全に貢献するよう変革させていくことが不可欠です。
そのため、いわゆる従来の自然保護だけでなく、気候変動対策や資源循環等の様々な分野と連携していくことが求められます。
ポータルでは、ネイチャーポジティブに関する基本的な考え方や国の施策、最新動向等の情報を発信していきます。
ネイチャーポジティブポータル | 環境省
【参照】
「ネイチャーポジティブポータル」の開設について | 報道発表資料 | 環境省
生物多様性国家戦略2023-2030 ~ネイチャーポジティブ実現に向けたロードマップ~(pdf)











