講 師:藤根 誠道(沖縄こどもの国)
開催日:令和元年10月18日(水)14:00~14:45
受講者:北谷町立浜川小学校 5年生 (90名)
場 所:うるま市立赤道小学校

沖縄の自然や生き物について講話し、沖縄の自然について興味関心を抱き環境保全について考えるきっかけを作ることを目的に実施しました。
 はじめに、やんばるの森の写真を示し、豊かな自然について解説しました。次に、世界地図で沖縄の位置関係を確認しながら、同緯度の地域は砂漠が多いが沖縄は周りを海に囲まれ、湿った空気の影響で雨が多く豊かな自然が形成されていることを解説しました。
 さらに在来生物や固有種について説明し、鳥類(カンムリワシ、ノグチゲラ、アカヒゲ)の食性や特徴や沖縄が渡り鳥の休憩場所になっており、たくさんのの鳥たちがやって来ることを説明しました。その他両生類のリュウキュウカジカガエル、イボイモリ、イシカワカエルを紹介し、日本の両生類の61%が沖縄に生息しており、そのうち39%が固有種で沖縄には約45種類の両生類が生息している事を説明しました。
 最後に講師から「沖縄には、ここにしかいない生き物が数多くいて、とても面白い場所です。まずは生き物を探してみて、みんなの周りにも面白い生き物がいて、どうやって暮らしているのかな?調べてみると面白いです」と締めくくり終了しました。
 児童からは、「天然記念物はさわっていいのか?」「保護した動物はどうしているのか?」「イシカワガエルはどこにいるのか?」「トカゲは食べられるのか?」等があり講師も丁寧に回答し、児童の関心の高さが伺えました。
 沖縄の自然について、県民にとって当たり前にあるが故に世界的にみても貴重な存在であることを知らない人も多い、子どもから大人まで幅広い層に向けて沖縄の自然の面白さや素晴らしさを伝えていきたいと感じました。