講 師:大堀 健司(エコツアーふくみみ)
開催日:令和元年10月24日(木)10:35~12:35
受講者:石垣市立吉原小中学校 1年生~中学3年生(12名)
場 所:崎枝小中学校 教室及び学校周辺

観察会を通して、地元の自然を知り、ルートマップを作成することで誰かに伝える事を学び、環境保全について考えるきっかけを作ることを目的に実施しました。

はじめに、教室で学年別にグループ分けを行い小学1年生グループは「おもしろいポイント探し」、小学4~5年生グループは「潮間帯のふしぎ生物探し」、小学6年~中学2年生グループは「岩石の分布記録」中学3年生グループは「がんせきの詳細調査」のテーマに沿って崎枝浜に移動し観察を行いました。

小1グループは、波打ち際から砂浜にかけて長い間並みにさらされた『シ―グラス』やどこからか漂流してきた植物の種『ゴバンノアシ』などおもしろい物を見つけ、小4~5グループは潮だまりできれいな熱帯魚や多種のカニを見つけました。小6~中2グループは海岸入り口付近の断層で南総にも色が違う地層があり、場所によっては昔、地殻変動があったと思われる大きく湾曲している所を見つけました。中3グループは色の違う各地層から岩を削り取り重さや手触りなど特徴の違いを比較し、石灰岩、砂岩、泥岩の地層であることを見つけました。

最後にそれぞれのグループで発表し、記録を一つにまとめて情報を共有しました。今回の観察会では、同じ地域で違った角度から自然を観察する事で多くのことを学ぶことができました。また終了時間間際には、多くの生徒が「もっと観察を続けたい」との声が聴け自然に対する強い関心を見せました。