講 師:名嘉山 国広 (沖縄こどもの国)
開催日:令和4年11月9日(水) 10:45~11:30
受講者:名護市立瀬喜田小学校 5年 (10名)
  所:名護市立瀬喜田小学校 (名護市)

 名護市立瀬喜田小学校 5年を対象に、自然と生き物に関する理解を深め、環境保全に対する意識を高めることを目的に出前講座を実施しました。

 はじめに、世界自然遺産について「人類共通のかけがえのない財産として、将来の世代に引き継いていくべき宝物」としてユネスコに世界遺産が登録されており、「文化遺産」「自然遺産」「複合遺産」の3種類がある事や日本には5カ所自然遺産があることを解説しました。
 つづいて、沖縄の自然について生物多様性と沖縄の地史や気候区分などの解説、また沖縄の希少な生きものや固有種(ヤンバルクイナ、イリオモテヤマネコ、ヤンバルテナガコガネ、ケナガネズミ、オキナワイシカワガエル等)について紹介しました。さらに自然環境の問題点として外来種問題やロードキル、密漁、不法投棄について解説し、貴重な沖縄の自然だが人々の手によって脅かされており、自然を守っていく事が大切だと締めくくりました。

 最後に、『自然や生き物を守るために自分に出来ること』について考え、「ゴミのポイ捨てをしない、ペットは最後まで飼う、生き物を捕らない」などの意見があり環境保全に対する意識の高さがみられました。