講 師:佐藤 寛之(理学博士)
開催日:令和4年3月5日(土)10:00~12:00
受講者:サンゴ守りんちゅ(南城市)小学2年生~中学1年生・保護者 20名
場   所:ホロホローの森(八重瀬町字具志頭)

八重瀬町字具志頭のホロホローの森の自然観察を行い、沖縄の自然や生き物について興味関心を引き出す事を目的に実施しました。

はじめに、八重瀬町中央公民館具志頭分館前に集まり『ホロホロー』とは、具志頭地区の方言で『ヤブニッケイ』のことである事や『ホロホローの森』は、『ガジュマル』や『ハマイヌビワ』などを主な植生とする沖縄島南部によく見られる琉球石灰岩地の森で、独特な自然が観られることなどを解説、本日の観察コース(ホロホローの森入口~遊歩道沿いに散策~畑道に抜ける出口~公民館前)についての説明や観察時の諸注意を行い観察会へと出発しました。

観察会では、『サルカケミカン』、『ゲッキツ』、『ニガキ』、『サクララン』、『クロヨナ』、『リュウキュウテイカカヅラ』、『リュウキュウツチトリモチ』、『カッコントウ』、『カラムシ』、『リュウキュウガキ』など多くの植物が観られ、それぞれの特徴や昔からの人の生活との関わりについて解説しました。また、古くからこの地域で活用されていた湧水『屋富祖井』(ヤブガー)を観察、この地域には豊富な地下水があることを実感しました。

参加者からは「思たよりもたくさんの植物が観られた」,「もっといろんなところで観察したい」などの感想が上がり、自然に対する関心が高まっていました。