講 師:佐藤 寛之 (沖縄生物倶楽部)
記 録:田場 美妃子 (沖縄県地域環境センター)
開催日:令和6年11月17日(日) 10:00~12:00
受講者:n ecoツーリズム 子ども~大人 (18名)
場 所:南城市役所横 市民の森 (南城市)

n ecoツーリズム 子ども~大人を対象に、自然と生き物に関する理解を深め、
環境保全に対する意識を高めることを目的に、出前講座を実施しました。

講師はまず、沖縄本島北部と南部の自然の違いについて説明。
南部の地形は平坦で開発が進みやすいことから、北部よりも自然が少ない傾向にあります。
今日散策する森も、植物の様子から比較的若い森であると考えられ、開発の手がほとんど
入っていない貴重な森であることを紹介し、観察会を開始しました。
森の入り口では、ススキやオオバキなど日当たりの良い場所を好む植物が多く見られました。
森の中に入ると、リュウキュウガキ、クロヨナ、クチナシ、フウトウカズラなど、日陰でも生育
できる植物を観察することができました。また、植物を観察する際は、葉の形だけでなく、葉の
付き方(単葉か複葉か、互生か対生か)に注目することで、図鑑で調べることができたり、
その植物がどのような環境を好むのかを推測することができると説明しました。
また、在来のヤシであるクロツグは、移動することができないため、かつては土地の境界線として
利用されていたり、幹の繊維を縄や網を作る材料として利用されていたりと、沖縄の昔の暮らしに
深く根ざした植物であることも紹介がありました。
講座終了後には、「赤い実がたくさん見つけられた」「もう一度別の場所も散策してみたい」などの
感想があり、参加者の沖縄の自然や文化に対する興味関心が高まったことが伺えました。