講 師:佐藤 寛之 (沖縄生物倶楽部)
記 録:大城 恵利 (沖縄県地域環境センター)
開催日:令和6年10月26日(土) 9:30~12:30
受講者:玉城青少年の家 小学生以上 (9名)
場 所:玉城青少年の家 (南城市)

玉城青少年の家小学生以上を対象に、自然と環境に関する理解を深め、
環境保全に対する意識を高めることを目的に、出前講座を実施しました。

初めに、青少年の家担当者より研修室にて本日の注意事項等の説明があり、続いて講師より
本日の探検コースで見ることの出来そうな動植物についての簡単な解説をしました。
前日まで台風の影響で雨が降っていたため、場所によってはかなり足元が悪いこと、また、
虫よけを使う際は森に住む生き物に影響を与えないよう、出発前に吹きかけておくことの
大切さを伝え出発しました。

コースに入る前から様々な動植物について解説開始。
途中サシバの鳴き声が聴こえ、講師が鳴き声を模した手作りの笛を吹き、この時期に飛んでいるのは
他の地域から越冬のため渡ってきた個体であるため、まずは仲間が居るか居ないかを確かめるために
鳴いていると解説がありました。植生については、琉球柿は石灰岩があるところに必ず植えられて
いることが多いこと、クロツグは集落と集落の境を明確にするために植えられてきたなど、植物から
読み解ける土地の特徴についても解説がありました。またクロヨナの葉を使い、植物によって異なる
葉の数え方を解説すると参加者から関心の声が上がりました。
ナナホシキンカメムシやアオミオカタニシなど、あまり多くは無かったものの初めて目にした生き物に
子どもはもちろん大人も喜んでいる様子が見られました。コース達成後はその先にある玉城城址まで
上り、そこから見下ろせる景色についても、この地域の気候やそれに伴った集落の広がり方の歴史など
について説明がありました。

観察会終了後、今日の感想や振り返りを行い、「土の特徴によって植生に違いが様々あることを知れた」
「もっと色んな虫を見たかった」「笛や道具など植物から作れるものに興味が出た」など子どもからも
大人からも色んな感想を聞くことができ、南部の自然に対し興味や関心が深まったと感じました。