講 師:藤井 晴彦(沖縄自然環境ファンクラブ)
開催日:令和3年3月14日(日) 13:00~15:00
受講者:ボーイスカウト南風原こどもエコクラブ小学生15名、保護者10名 (計25名)
場   所:八重瀬町具志頭海岸

海の生き物を観察することで、沖縄の自然や生き物たちへの興味関心を引き出す事を目的として出前講座を実施しました。

はじめに、八重瀬町具志頭海岸付近の地形は切り立った崖や大きな岩礁が多くみられ、沖縄本島中南部によく見られる地形であり、その岩はもともとサンゴであったことや海水がかかるところとかからないところの植生の違いなど海岸の環境について解説し、観察時の注意を行い観察会を開始しました。観察会では、干潟一帯に沖縄の方言で『アーサ』と呼ばれる緑藻類が多くみられ春先の今の時期に良く採れることを解説しました。また潮溜まりでは『クロナマコ』『イモガイ』『タカラガイ』『クモヒトデ』『カニ類』『エビ類』など様々な種類の生きものを観察することが出来ました。

しめくくりに参加者が捕獲した生きものたちを確認し合い情報を共有し、捕獲した生きものは元の場所に戻し観察会を終了した。終了後の感想では「また違う時期に観察したい」「海岸にゴミが落ちていたので清掃活動をしたい」などの発言もあり自然や生き物、環境保全活動に対する興味関心が高まった様子でした。