講 師:比嘉 香織(沖縄こどもの国)
開催日:令和5年12月5日(火) 8:50~9:40
受講者:沖縄ろう学校 中学1~3年 (14名)
場   所: 沖縄県立沖縄ろう学校 (北中城村)

沖縄ろう学校 中学1~3年を対象に、くらしと廃棄物に関する理解を深め、環境保全に対する意識を高めることを目的に、出前講座を実施しました。

手話通訳士の方が講師の言葉を手話で訳し、補聴器と連動したマイクを講師がつけることで生徒とコミュニケーションを取りながら講座を進めました。はじめに、プラスチックの特徴について問いかけ、「いろんな形・色がある、軽い、丈夫、安い」などプラスチックはとても便利でいろんなプラスチック製品があり、身の回りにあふれている事を確認しました。さらにペットボトルやストロー,スプーン,コップなど一度使ったら捨てる「使い捨てプラスチック」はごみが増える大きな原因となることを実際の製品を用いて紹介し、リサイクルの課題やプラスチック製品の使い方や代わりになる物について考えました。
つづいて、世界中で問題となっている海ごみの多くはプラスチックゴミであることやマイクロプラスチックの問題,海洋生物や鳥,人間にまで悪い影響を及ぼしている事など解説しました。また、プラスチックの長所や短所、環境への影響についてまとめ、これからのプラスチック製品との付き合い方(使い方)について考えました。

終わりに、生徒から「プラスチックを消費し続けると問題がおこることを知らなかった」「自分だけでなく周りの人も巻き込んでプラスチックの消費量を減らしたい。」などの意見があり、プラスチックに関する理解が深まり、廃棄物問題に対する関心が高まっていました。