講 師:名嘉山 国広(沖縄こどもの国沖縄県地域環境センター)
開催日:令和3年11月17日(水)9:30~12:10
受講者:西原町立西原小学校5年生 3クラス (107名)
場   所:西原町立西原小学校 各教室

世界自然遺産に登録された事ややんばるの生き物について講話し、沖縄の自然が貴重な物だと認識させ、自然環境に興味関心を持ってもらう事を目的に実施しました。

はじめに、7月に世界自然遺産に登録されたのはどこか?問いかけ、沖縄本島北部(やんばる)、西表島、徳之島、奄美大島の位置を地図で確認しました。

ユネスコが「人類共通のかけがえのない財産として、将来の世代に引き継いていくべき宝物」として、世界遺産一覧表を作成していて世界遺産には、「文化遺産」「自然遺産」「複合遺産」の3種類がある事を解説しました。

今回登録された沖縄本島北部(やんばる)、西表島、徳之島がなぜ登録されたのか生物多様性と沖縄の地史について解説し、奇跡の森と呼ばれるやんばるの生き物についてクイズ(ヤンバルクイナ、イリオモテヤマネコ、リュウキュウヤマガメ、ケナガネズミ、オキナワイシカワガエル等)を交えながら紹介しました。さらに外来種問題やロードキル、密漁、不法投棄について解説し、貴重な沖縄の自然だが人々の手によって脅かされており、自然を守っていく事が大切だと締めくくりました。

5年生の国語で「固有種が教えてくれたこと」の単元があり国語の時間でも固有種について学習しており、今回は環境学習にもつなげる事ができました。