講 師:鹿谷 法一 (しかたに自然案内)
記 録:田場 美妃子、新城 龍刀 (沖縄県地域環境センター)
開催日:令和8年1月12日(日) 9:00~12:00
受講者:末日聖徒イエス・キリスト教会初等協会 小学生~大人 (43名)
場 所:漫湖水鳥・湿地センター (豊見城市)

末日聖徒イエス・キリスト教会初等協会の小学生から大人までを対象に、くらしと環境に関する理解を深め、環境保全に対する意識を高めることを目的とした出前講座を実施しました。

クリーン活動への挑戦が初めての団体ということもあり、まずは安全講習から開始しました。ごみの種類や危険物の見分け方、自然物は持ち帰らないといったルールを共有し、漫湖の岸辺での清掃と、その後の分別・分析のスケジュールを確認しました。一見するときれいに見える岸辺も、いざ拾い始めると次々にごみが見つかり、小学校高学年の参加者は林の奥から大型の発泡スチロールを回収するなど、熱心に活動に取り組みました。また、作業の合間には足元のカニや木の実を観察し、親の木についたまま発芽するマングローブの珍しい生態についても学び、自然の不思議に触れました。

回収後は、拾ったごみを暮らしに関わりの深いプラスチック類や金属等に細かく分類・分析しました。その結果、都市部に位置する漫湖では、たばこの吸い殻や食品関係のごみが圧倒的に多いことが分かりました。これは海岸漂着ごみとは対照的で、海外製のごみがほとんど確認されないという、地域特有の傾向を浮き彫りにしました。

振り返りの時間には、プラスチックの材質や種類ごとの寿命について解説を行いました。参加者からは「たばこのフィルターがプラスチックでできていることを初めて知った」「バーコードから原産国が判別できることに驚いた」といった声が多く寄せられました。身近なごみを自らの手で分析することで、自分たちの生活と環境のつながりを深く見つめ直す貴重な機会となりました。