講 師:與儀 環、名嘉山 国広(沖縄こどもの国 沖縄県地域環境センター)
開催日:令和元年12月17日(火)10:35~11:20
受講者:南風原町立北丘小学校5年生(148名)
場 所:南風原町立北丘小学校 視聴覚室

北丘小学校5年生では、沖縄の冬野菜について調べ、育て、売るという「総合的な学習」を行う予定です。沖縄の自然と野菜について講話し、自然のしくみと人間社会のかかわりについて関心を引き出し、環境保全活動の大切さに気付くきっかけを作るために講座を実施しました。

はじめに、沖縄の自然について、日本の南西端にある沖縄は一年中暖かく年間降水量も多く、生きものたちにはとても棲みやすい自然環境で、野菜作りにも有利な環境であり沖縄では多くの種類の野菜が作られていることを説明しました。また沖縄の野菜につて、県産野菜(ゴーヤー,パパイヤ,うりずん豆,島カボチャ,島ニンジン,フーチバー,モーウィ,シブイなど)を実際に見せながらクイズ形式で紹介し、伝統的農産物(島野菜)と呼ばれる昔から作られ食べられていた野菜や冬場の温暖な気候を利用して新しく作られるようになった野菜などがあることを説明しました。

つづいて、野菜を作るときに大切なこととして、それぞれの野菜に合った気温や日照,土壌など畑の環境条件を調べて整備したり、種の撒き方、水やりの仕方や害虫駆除などおいしい野菜を作るために必要な作業がたくさんあることを説明しました。

最後に、生徒から「新しく作られるようになった野菜はいつごろから作られるようになったのか」「害虫は種類によって駆除の仕方が違うのか」などの質問があり、沖縄の野菜についての関心や畑の環境を守るための意識が高まった様子でした。